インタビュー・取材記事の書き方|聞く・まとめるの基本

副業

はじめに

インタビュー・取材記事は、Webライティングの中でも単価が高めのジャンルです。
実際に人に話を聞き、それを記事にまとめる。この工程が入るぶん、
文章だけを書く案件よりも報酬が上がりやすい傾向があります。

一方で、「人に会って話を聞くなんてハードルが高い」と敬遠する人も多く、
だからこそ書ける人が少なく、需要に対して供給が追いついていないジャンルでもあります。

どのジャンルが稼ぎやすいかは
Webライターが稼ぎやすいジャンル5選
で整理しました。この記事では、インタビュー・取材記事について、
聞く技術とまとめる技術の基本を解説します。


インタビュー記事は「準備が9割」

インタビュー記事の質は、取材の前にほぼ決まります
その場のアドリブではなく、事前準備で差がつくジャンルです。

準備でやることは、大きく3つです。

① 相手と対象を徹底的に調べる

相手の経歴、これまでの発信、関連する情報を、事前に調べ尽くします。
調べれば分かることを本番で質問すると、相手の時間を無駄にし、印象も悪くなります。

「調べても分からなかったこと」だけを聞くのが、良いインタビューの前提です。

② 質問を用意する(が、台本にはしない)

聞きたいことを、優先順位をつけてリストにします。
ただし、上から順に読み上げる台本にはしません。

インタビューの面白い部分は、相手の答えから広がる話にあります。
用意した質問は「地図」であって「レール」ではない、という感覚で臨みます。

③ 記事のゴールを決めておく

「この記事で、読者に何を伝えたいか」を先に決めます。
ゴールがあると、本番で「どの話を深掘りすべきか」がその場で判断できます。


聞くときの基本

話を「引き出す」質問をする

「はい/いいえ」で終わる質問だと、話が広がりません。

❌ 仕事は順調ですか?
⭕ 始めた頃といちばん変わったのは、どんなところですか?

「どのように」「なぜ」「具体的には」を使うと、相手は具体的に語りやすくなります。

沈黙を怖がらない

相手が考えている沈黙を、慌てて次の質問で埋めないこと。
沈黙のあとに、いちばん本音に近い言葉が出てくることがあります。

記録を残す

メモだけに頼ると、後で「あの発言、正確には何だっけ」となります。
録音の許可を取り、録音するのが基本です。
許可なく録音しないこと、録音データの扱いを確認することも、取材のマナーです。


まとめるときの基本

話した順ではなく、伝わる順に並べ替える

インタビューは、話があちこちに飛びます。
それをそのまま時系列で書くと、読みにくい記事になります。

記事のゴール(何を伝えたいか)に沿って、話を並べ替えます
盛り上がった話、読者に刺さる話を前に持ってくる編集が必要です。

「話し言葉」を「読み言葉」に整える

そのまま文字起こしすると、「えーと」「まあ」「なんか」だらけになります。
意味を変えない範囲で、読みやすく整えます。

発言をねじ曲げない

ここが取材記事固有の、いちばん重要な一線です。

読みやすく整えるのはよくても、
話していないことを話したことにする、意図を変えて要約するのはNGです。

とくに、記事を面白くしたいあまり、発言を大げさに書き換えるのは避けます。
インタビュー記事は、相手の言葉に責任を持つジャンルです。


このジャンル固有の注意点:引用の正確さと確認

インタビュー記事には、他のジャンルにない「相手がいる」という特性があります。
これが固有の注意点を生みます。

発言は事実確認の対象になる

相手が語った数字・固有名詞・エピソードも、記事に載せる以上は正確でなければなりません。
本人の記憶違いということもあるので、
重要な事実は、可能なら裏を取ります。
AI記事のファクトチェック手順
の考え方が、ここでも役立ちます。

公開前に相手に確認してもらう

多くの取材記事では、公開前に取材相手に原稿を確認してもらう工程があります。
発言の意図が正しく伝わっているか、事実に誤りがないかを、本人にチェックしてもらいます。

この工程を飛ばすと、公開後に「こんなこと言っていない」というトラブルになりかねません。
案件では、この確認プロセスがあるかを事前に把握しておきます。

AIには代われない部分

インタビュー記事は、取材そのものはAIに代われません
人に会い、話を聞き、その場で判断するのは人間の仕事です。

AIが手伝えるのは、
– 文字起こしの整理
– 構成案の作成
– 読みやすい表現への調整

といった、取材後の編集作業です。
ただし、発言を要約させるときは、意図がねじ曲がっていないか必ず自分で確認します。
AIは「それらしくまとめる」のが得意なぶん、
微妙にニュアンスを変えてしまうことがあるからです。

取材スキルや文章力を体系的に伸ばしたい場合は、
未経験から3ヶ月でプロライターの思考力を習得
のような講座で基礎を固める方法もあります。


まとめ

  • インタビュー記事は単価が高く、書ける人が少ない狙い目ジャンル
  • 質は準備で決まる。相手を調べ尽くし、質問を用意し、ゴールを決めておく
  • 聞くときは開かれた質問で引き出し、沈黙を恐れず、録音を残す
  • まとめるときは伝わる順に並べ替え、話し言葉を整え、発言をねじ曲げない
  • 固有の注意点は引用の正確さと公開前確認。相手の言葉に責任を持つ
  • 取材はAIに代われない。編集は手伝えるが、要約の意図ズレは自分で確認する

インタビュー記事は、ハードルが高く見えるぶん、
できるようになると強い武器になります。
「準備」と「正確さ」を押さえれば、未経験からでも十分に書けるジャンルです。

取材・録音・引用のマナーは、案件やクライアントによって条件が異なります。事前に確認のうえ進めてください。

コメント

Copied title and URL